はじめに

これまで紹介してきた話は、うまくいって今も続いている関係や、プロフィール戦略がうまくハマった話だった。今回はその逆で、会うところまでは行けたが、1回きりで終わった話を書いておく。

うまくいった話ばかり並べても、実際に出会い系を使う人の参考にはならない。何が原因でうまくいかなかったのかも、正直に振り返っておきたい。

相手を特定できる情報(勤務先・詳しい地名・容姿の詳細など)は書いていません。
イククルは、相手のプロフィールを見るのにポイントを消費しない。YYC・Jメール・PCMAXは、プロフィールを開くだけで1ポイント消費することが多いので、この差は地味に大きい。気になる相手を何人もチェックしたい人にとっては、ポイントを気にせず見て回れるのはメリットだと思う。

のらりくらりで、会う約束が立てられない

イククルで知り合った相手は、40代後半の女性だった。引っ越してきたばかりで、周りに知り合いが少ないという事情を話してくれた。だからこそ、「今、周りに見られないようにしたい」という警戒心も強かった。

カカオに移ってからのやり取りは、2週間ほど続いた。ただ、なかなか会う日程が決まらなかった。返事はのらりくらりとしていて、具体的な約束になかなか進まない時期が続いた。

それでも根気よくやり取りを続けて、ようやく会う約束を取り付けることができた。会えたのは、春先の天気の良い、暖かい日中だった。

なぜ「日中」にこだわるのか

僕はいつも、平日の日中に会える相手を探すようにしている。自分自身も既婚者で、休日は家族サービスに使うので動けない。だから、平日の昼間に時間を作れる相手でないと、そもそも関係が続かない。

そしてもう一つ、経験上の感覚として、平日の日中に時間を持て余している既婚女性は一定数いると思っている。子どもが学校に行っている時間、家事が一段落した後の時間帯など、理由はさまざまだが、この時間帯を狙うのは理にかなっていると感じている。実際、今回の相手も日中に時間を作ってくれた一人だった。

カフェではなく、ドライブを選んだ理由

会う場所について、相手からはっきりした希望があった。

カフェのような、人の目がある場所は避けたい。既婚者だからこそ、誰に見られるか分からない場所は使いたくない、とのことだった。代わりに提案されたのが、ドライブだった。

車の中なら、周りの目を気にせず話せる。この提案自体は理にかなっていると思う。

待ち合わせは、コンビニの駐車場にした。目立たず、誰でも立ち寄れる場所なので、待ち合わせ場所としては使いやすい。

ドライブコースには、いつも狙いがある

これは今回に限った話ではないが、僕はドライブデートをする時、コースをある程度決めている。帰り道の途中に、行きつけのラブホテルがあるルートにしておくのがポイントだ。わざわざ遠回りして向かうのではなく、自然な流れで立ち寄れるようにしている。

今回もそのコースで走りながら、雑談を交わした。話したのは当たり障りのない内容だ。「引っ越してきたばかりで、この辺りでおすすめの場所はあるか」というような話題から始まり、途中で「これまでこのサイトで会った人はいるか」という話にもなった。

これは何気ない世間話に見えて、実は探りを入れている。直接的に下ネタを振るのではなく、「会ったことがある=関係を持った経験がある可能性が高い」という情報を、雑談の中でさりげなく引き出す。あからさまに聞かず、それでいて相手の経験値を推し量る。このバランスは意識しているところだ。

30分ほど走ったところで、頃合いを見て聞いてみた。

「ラブホ行きます?」

正直、断られる可能性も十分あると思っていた。会うまでのやり取りがのらりくらりとしていたので、警戒心が強い人だという印象があったからだ。ところが、意外にもすんなりOKが返ってきた。そのまま、行きつけのラブホテルへ向かった。

写真と実物、そして盛り上がらなかった理由

サイトのプロフィールには、胸元を強調した写真が載っていて、巨乳な印象を受けていた。ただ実際に会ってみると、写真ほどではなかった。いわゆる「写真詐欺」というやつだ。これ自体は出会い系ではよくあることで、驚きはしなかった。

40代後半ということもあってか、行為の間もずっとマスクを外さなかった。最後まで素顔を見せたくない、という意思表示だったのだと思う。

正直に書くと、この日はあまり盛り上がらなかった。相性の問題なのか、お互いの緊張なのか、はっきりした理由は分からない。ただ、こちらがもっと相手を気持ちよくさせられていたら、違う結果になっていたかもしれない、という思いは今でも残っている。

1回きりで終わった

別れ際、多くを話したわけではなかったと思う。その後、カカオトークで「会うのは1回だけにしてるの。そう決めてるの」というようなことを言われた記憶がある。セックスの相性があまり良くなかったことも、関係していたのかもしれない。

一応、その後もカカオでメッセージを送ってみたが、既読のまま返信は来なかった。

振り返り

これまで紹介してきた相手の中には、今も関係が続いている人もいる。その差がどこにあるのか、自分なりに考えることがある。

一つ言えるのは、その日、相手が心から楽しめたかどうかが大きいということだ。一方的に自分が満足するのではなく、相手が楽しんでくれることを優先する。それが結果的に、次に繋がるかどうかを分けている感覚がある。もちろん、相性やその日のコンディションなど、自分ではコントロールしきれない要素も関わってくる。今回のケースは、まさにそれだったのだと思う。

出会い系を使っていれば、こうして1回きりで終わる相手も当然出てくる。うまくいった話だけでなく、こういう現実も含めて、実際に使う人の参考になればと思う。